インプラントと骨がくっつくのに必要な期間
通常、インプラント手術を受けた後は3ヶ月～半年程度の通院を経て、 埋め込んだインプラントが口内で安定してから人工の歯を被せると言う方法が一般的です。
インプラントが固定するまでの間は手術箇所に負担をかけることが出来ません。 しかし、これはインプラント治療が確立し始めた時期からのもので、近年では技術の進歩などにより、 もっと短時間でインプラントを固定できるようになってきており、顎の骨の状態が良好であるなど、 いくつかの制限こそありますが、短期間での治療が可能になりました。これを「即時負荷インプラント」と言います。
即時負荷インプラントの場合、手術後48時間以内に仮歯を被せることでインプラントをより強力に固定できるようになり、 早期に安定するようになります。そのため、通常3ヶ月～半年程度必要だった治療期間を大幅に短縮することができ、 スムーズに日常生活に戻ることができます。治療開始から終了までの期間、特に口内での不快感は大きなストレスとなりがちなため、 出来るだけ早期に終了したいと思われる方も多いことから注目は高くなっています。
即時負荷インプラントを行うには口内の健康状態、特に顎の骨の状態などが重要になってくるため、 「顎の骨が弱くなってきている」「骨の数が少なくなっている」などの理由で即時負荷インプラントの治療が出来ない人もいます。 必ず歯科医師と相談をし、口内の状態をしっかり確認した上で治療を行うようにしましょう。
